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「一二のつきのおくりもの」スロバキアの昔話(おはなしのろうそく 東京子ども図書館)

毎年、12月になるとこのお話を語りたくなるのです。
雪が降り積もる日に
寒い寒い、雪に囲まれた季節に
12のつきのせいたちにあいたくなるのです。

12月の雪が降り積もる森の中
スミレを探し歩くマルーシカを思い
1月から12月のつきのせいたちが囲む焚き火の火を
雪深い森の奥に見つけたときを感じて


スミレが咲く春があらわれるおどろき
イチゴを探し歩く雪の中
新緑とイチゴの初夏
リンゴを探す打ちひしがれたマルーシカ
秋の森と赤いリンゴのありがたさ
もっと赤いリンゴが欲しいホレーナとつきのせいたち
一瞬の大吹雪と真っ白な雪の世界

こんなにも自然の力を感じることができるお話は
語りで楽しんでもらうことができたらいいなといつも思っているのです。

なので、毎年、12月のお話の会は
おはなしのろうそくで「12のつきのおくりもの」と「かさじぞう」
です。